ESGとは、環境(Environment)、社会(Social)、ガバナンス(Governance)のことで、これらに観点を置いて経営することをESG経営といいます。
しかし、多くの企業は利潤の追求を第一に考え、ESGを考慮したくないのが現実でしょうが、GSE経営を行いESG情報を提供しなければ企業価値を認められず投資家に投資してもらえない現実があり、仕方なくESG経営の形式体裁に努めると思われます。それをフェイクESGと言うこともあります。真のESGは、企業感、哲学、理念等が確りと全企業内に行き渡っていなければ成り立たないと考えます。そのために重要なことは経営者から従業員、取引先に至るまでESGに関する教育が必要と考えます。
投資家に対するパフォーマンスとしての型だけのESGにはむなしさが残ります。企業は、真の企業価値を上げるためのチャンスととらえ根底からの教育につとめ真のESG経営を行って欲しいと願います。数年前に自動車メーカーの社長が「〇〇〇は株主のための会社です」と記者会見で豪語したことがあります。しかし、会社は株主も含めた全てのステークホルダーのために存立しなければなりません。引いて言うならステークホルダーの中で株主は一番最後である必要があると考えます。それがESG経営だと考えます。